profil

生まれ
 1948年(昭和23年)
 ベビーブームの真っただ中
生活エリア  
 大阪 奈良 京都
趣味等
 本を読む事、
 音楽を聴く事
 (クラシック,ジャズ,中島みゆき)、
 山歩き、テニス、バイク、等






【素浪人暇仁】Top へ


【有朋自遠方来】Top へ


【一握の知力】Top へ

































































   一つ前の記事へ


   次の記事へ   
  009 2019/09/13

 “若草山からの夜景”


  奈良市の若草山は子供の頃、登ったきりだ。近いからいつでも行けると思いながら、全く行って無い。
 夜景が良いと言うので登ってみることに…と言っても暑いから車で上がるのだが。若草  山ドライブウエイを15分ほど走り駐車場へ、そこから5分歩けば山頂。
 この季節、日没は18時半頃、それに合わして登る。夕暮れなので涼しくて登りやすい。途中、小鹿が2,3頭、餌をねだりに側へ来る。頂上にもかなりの小鹿達が涼んでいる。
 山頂に着くと、中国人らしき観光客、肩を出した若い女性達が、お互いポーズを取りスマホで写している。家族連れの中国人も団らん中。こんな処まで来るのか、その観光意欲、エネルギーに脱帽。ところで、彼女たちの情報源は何だろう?やはりSNSだろうか?混んでいても、行列していても平気でいる凄さには負ける。人口13億対1億の差なのか?!

 若草山からの夜景は、新日本三大夜景なので混んでいるかと思ったが、想像していたより人は少ない、20人ほどで鹿の方が多い。ゆっくり楽しめるのはありがたい。

 

 山頂からの眺めは奈良市ほぼ全域と京都方面まで見渡せる。晴れの時は京都タワーが見えるらしい。この日は晴れていたが、夕暮れなので京都タワーまでは見えなかった。
 太陽は京都方面へ沈む、カメラを構え夕日を撮りだすと、たちまち日没だ。空は夏から秋への夕焼け。夕闇が降りて来て奈良市内の灯が浮かぶ、しばらく見とれていると空を漂うような浮遊感に襲われる。遠くきらきら輝くのは街灯、建物の灯、車のヘッドライトの列、高速道路のランプウエイ等。時折、空には飛行機の点滅が現れ、星空も見える。



 考えてみると、奈良時代の若草山からの眺めはどうだったのかな?街灯なども無く、闇の世界だろう…なんて思って夜景を眺めていると、いつの間にか、周りの人の声が無くなり静寂の世界へ。聞こえるのは虫の声だけ、鹿達もねぐらへ帰ったようだ。
 静かに寄り添っているシルエットは若いカップル。そう言えば、夜の山頂はデートスポットと書いてあったかな…

 
 
   <新日本三大夜景>
    皿倉山(北九州市)
    若草山(奈良市)
    笛吹川フルーツ公園(山梨市)