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生まれ
 1948年(昭和23年)
 ベビーブームの真っただ中
生活エリア  
 大阪 奈良 京都
趣味等
 本を読む事、
 音楽を聴く事
 (クラシック,ジャズ,中島みゆき)、
 山歩き、テニス、バイク、等






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  013 2019/12/21

 “香川県 豊島” 


 直島へ行こうと計画したが、ホテルがなかなか取れない、人気があるので半年待ち。
予約して半年後、予定は岡山市まで行き、そこから宇野港へ。
岡山駅へ昼頃到着して街を散策、英国アニメのチャギントン電車が走っていて驚いた!2019年3月から“おかでんチャギントン”開始らしい。早速、カメラでパチリ!その日は岡山市駅近くで一泊。


 翌日は宇野港までドライブ。直島へ渡る予定が、月曜日は直島の施設が休みなので変更して豊島へ渡り、レンタカーで島をドライブ。
観光客は、ほとんどが外人だ。彼らは歩くか、自転車をレンタルして島を回っている。島なので坂が多いから自転車でも大変だと思っていたら電動自転車だ。

 豊島は初めてなので、とりあえず島の一番端の“心臓音のアーカイブ“へ。
 心臓の音を録音したのを聞かすボックス、入口で510円払い中へ、真っ暗な細長い部屋に灯がひとつ。録音された心音の強さに合わせ明るさが変わる。両方の壁は大小の鏡?メタル?暗闇の中の様子が写る…心臓の音だけ聞いていると、あまり気持ちの良いものではないので、早々に退散。
自分の心音も録音出来るが、別料金1540円プラス。製作者はフランスのクリスチャン・ボルタンスキー、世界で2万人が登録されている。豊島に設置した理由が有るらしい… “消えゆく記憶の融解点”参照。→→
 心臓ボックス前の砂浜辺が美しい、夏に来て泳ぎたい…
   →→ https://www.art-it.asia/u/admin_ed_itv/S8QKgzwLPdbMtre1ycY4

 豊島美術館
 唐櫃地区の丘の中腹にUFのような形をした美術館、入場料1570円。白いコンクリートのUFの中へ履物を脱いで入る。中は広い空間、入口で係員の注意事項を聴く。
 コンクリートの床をよく見ると、小さな水滴がコロコロと流れ、それが集まり少し大きな溜まりに。それがまた集まり、より大きな溜まりへ。見ているとなかなか面白い、シンプルなのに見とれる。静寂の中、天井に二つの開口部から空が見え、光や風、鳥の鳴き声も聞こえ、ぼんやりするには良い…
 作者は内藤礼、『母型』の中の泉と…
 建物は西沢立衛、水を一滴落とした形を現したもので、細長いコンクリート・シェルの建物は柱が無いらしい。
 建物の周りは細い小道が作られ、丘の散歩道に。美術館の入口からは再生された棚田と海の眺めが良い。

 豊島美術館を見終えた頃から、お天気が怪しくなり、とりあえず針工場跡へ。メリヤス針工場跡に鯛漁船の木型が展示されていたが、これもアートらしい。
雨が降りそうな雲が覆ってきたので、次の横尾館へ急ぐ。ここも入口から中を覗いて入館迷い、結局中へ入らず。

 レンタカーで移動している割に、あまり見て回れてない。お天気が悪いと暗いので、建物も展示物も見る気がしない、また天気の良い時に来たい…

 2時過ぎ、空全体に雲が覆い暗いので家浦港に戻り船を待つ、付近には喫茶店が一軒有るだけ。仕方なく喫茶店付近で待つと、猫が集まっている。餌を待っているのか?
 猫たちにはそれぞれ表情があり、見ているのも面白い。






 確か、豊島は1970年代から産業廃棄物の不法投棄でゴミの島として有名…島民達が20年以上反対闘争してゴミの島から脱却し、アートの島として復活。不法投棄のひどい写真を見た記憶が残っている。










 現在はアートの島として人気が有り、直島を中心とした芸術祭は瀬戸内の島々に広がり、多くの外国人が訪れている。
 次回、もう少し暖かい季節に、2,3泊してゆっくり見て回りたい。