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生まれ
 1948年(昭和23年)
 ベビーブームの真っただ中
生活エリア  
 大阪 奈良 京都
趣味等
 本を読む事、
 音楽を聴く事
 (クラシック,ジャズ,中島みゆき)、
 山歩き、テニス、バイク、等






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  026 2021/01/23

 “ スマホ考 “



 ガラケー携帯からスマホに変えて10年近くなる。以前は、携帯電話と7インチのタブレットを使用していたので、スマホは違和感ないが画面の小さいスマホは、やはり使いにくい。3,4年前から家人も使い出したが、一日の内かなりの時間スマホでニュースを見て、ライン、ゲーム等している。

 しかし、トラブルになると対応が出来ない、友人にも同じような人が多い。スマホはPCと電話機能を合体、使いやすさを優先させ、小型化したものなので、トラブルはPCとだいたい同じ。しかし、スマホの機械的なトラブルよりスマホの使い方に問題がある。スマホは使い出すと便利で手放せない、幼児でも感覚的に使える。そのため、簡単にスマホ漬けになる。そうなると弊害が大きいが自覚が無い。そんな孫のスマホ漬けの対策に何か参考になる本が無いか探していたら、分かり易い本が見つかった。


  “スマホ脳” 
 (アンデシュ・ハンセン著) 新潮新書 980円 +税
 
 デジタル化が進む今、人間は自らをどんな危険にさらしているのか、大人だけでなく子供たちも巻き込んで、まるで壮大な実験をしているようだ

    ⇒ 人間の脳はデジタル社会に適応していない
                    
 現在、大人は1日に3〜4時間、10代は4〜5時間以上スマホに費やしている。この10年間に人間の行動様式の変化は人類最速だと言う。この本は今進行中のデジタル社会において人の心の健康にどんな影響があるのか、睡眠や集中力への影響、子供や若者、学校教育への影響について研究した精神科医が書いた本である。

 スマホの使い過ぎの弊害等

● スマホに気を取られ、集中力が散漫になり、特に子供たちには学業、精神的に影響がある。
● 睡眠不足、視力低下、不機嫌、精神的不安等。
● スマホによるいじめ、誹謗中傷の拡散、フェイクニュースの横行。
● 便利なスマホは無料アプリが多いが、使っている内に自己のデータを盗まれている。脳の中をハッキングされている、使えば使うほど自己のデータを提供している事になる。
● スマホでは毎日2.5京バイトのデータが新しく生まれる=毎分1億8700万通のメールと3800万通のチャットが送信、それと同じ1分間に400時間の動画がユーチューブにアップ。さらに、370万件のグーグル検索と50万件のツイート。出会い系アプリのティンダーでは100万枚の写真が右、左とスワイプされており、そのスピードは日に日に速くなり洪水のようになるばかりで、それを処理する人の脳は1万年前から変わってない。


 等々、スマホ利用者に改めて分かる事が科学的に書かれている。
 参考になればと思い、孫に送ったが、読むかな、分かるかな…


 さて、以下は、スマホ利用により、今後最も懸念される話である。

 中国はウイグル等少数民族を24時間AIカメラで監視して、従わない者を教育の名のもとに強制収容所へ入れ、支配、圧迫。そして、そのAI監視システムを世界の国々へ輸出しようとして、まさにデジタル植民地支配を行おうとしている。
 SFでは脳に受信装置を埋め込み、その人間をコントロールする話が有ったが、今はスマホで情報、電子決済、コロナ感染の健康コード入力(健康管理を目的としているが)等、便利さを口実に、個人情報盗み、コントロールし、さらに監視カメラで、脳に機械を埋め込まずに中国全土、恐怖支配を行っている。デジタル・プロレタリアート、デジタル奴隷の誕生。

 ところで、我国でも気になることが
 ガス政権主導で携帯電話料金を下げろと携帯電話会社に注文?! 日本の携帯電話料金は国際的にも高いので、政権の人気取りだろうと思われるが、デジタル支配の前触れかと勘繰りたくなる…

 これが個人の単なる妄想で終われば良いのだが…