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生まれ
 1948年(昭和23年)
 ベビーブームの真っただ中
生活エリア  
 大阪 奈良 京都
趣味等
 本を読む事、
 音楽を聴く事
 (クラシック,ジャズ,中島みゆき)、
 山歩き、テニス、バイク、等






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  034 2021/09/29

 “ 異常気象 “ ― 食料問題



    

 今年は8月も雨が多くて梅雨のようだったし、9月は台風の影響で秋雨前線が活発化。そのため野菜が値上がりして、野菜好きには堪える。
 雨が多いのも異常気象が原因!?そう言えば台風のコースも変わってきたらしい、いずれにしても台風はあまり来て欲しくない…

 この異常気象で世界の食糧事情が変化して来た。国内では牛肉も高騰、中国が豪から牛肉輸入中止して、米国から大量購入、生産国の米国でも消費が増えた。まあ、あまり肉は食べないから影響が少ないが、野菜の高騰はひびく。

 新聞は各国で植物工場が増加していると報道、異常気象に影響無く収穫可能、将来有望視され投資も盛んとか!
 植物工場は、主にレタス、サラダナ、カイワレ大根等40種類以上を生産。工場は体育館のような建物に巨大な10mの12段ラック棚、14個、棚の下部にスポンジをひき養分と水分設備、上部は太陽光の代わりにLED照明。水分は95%減、農薬ゼロ、種を蒔いて平均2週間、1年で約26回収穫し、土地の生産性は通常の農業の390倍以上になるらしい。
 よく見かけるビニールハウス(太陽光利用型)とは随分違う、太陽の代わりにLED(人工光利用型)、植物は光合成の為に太陽光が必要、太陽光は7色、主に赤、青、緑に分けられるが光合成に必要なのは赤、青で緑はスルー、撥ね返しいる、LEDは電気代も安い。これから植物工場はAIの自動管理になるだろう。しかし、植物自体の健康問題、栄養面等は問題ないのか、気になるが食料不足の解消にはなる。



 WRI(世界資源研究所)は2050年に世界の人口は100億人近くになると予想。食料生産を56%増加が必要と試算しているが、異常気象が続くと食料生産の増加も難しい。気候に左右されない植物工場は増産の切り札として期待されている。植物工場は米国、土地の少ないシンガポール、風力発電が多い北欧、園芸技術の高いオランダ等、世界で増加している。
 日本は、大小合わせて太陽光型200カ所、人工光型200カ所ぐらい植物工場がある。園芸技術力は高いけれど、6〜7割が赤字で産業としての植物工場は世界に遅れている。原発付近には、原発の電気を利用させるために植物工場を誘致しようとする思惑もあるようだ。

 現在、コロナワクチンの供給がアフリカ諸国などに行き渡らず、問題になっているが、アフリカ諸国はデマ、内戦、アパルトヘイト等でワクチン接種が広がらないのも一因と言われている。今後、食料も同様に食料危機として予想される。
 将来的に、異常気象が常態化しないことを願うしかない。