【時の旅人】 の profil

 みなさん今日は、私は「ゆきやん」と申します。
 大和高原の小さな村に住み、高原の田畑と森を手入れする日々を送っています。
 森の木を最適な状況に管理し、間伐した枝を持ち帰り、薪(まき)と柴(しば)で風呂を焚きます。最近、「柴(しば)」と言っても若い人たちに伝わらなくなりました。ゴルフ場の芝ではなく、燃料にする「たき木」のことです。
 江戸時代の農民出身学者・新井白石のように柴を折り、燃料として利用する日々を過ごしています。海外から石炭や石油、天然ガスを輸入したり、原子力に頼らねば日々の生活が成り立たない現代社会にあって、江戸時代やはるか昔の縄文時代のような自然に近い生活を送っています。








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  037 2024/09/17


 ◎ 退院後の生活
 



◎ 退院後の生活 

 2024年3月以降、目立って体力が戻った訳ではなく、草刈り機を振り回したい衝動を抑えつつ、出来る仕事を考えました。
 春の明るい日光の元で、取りあえず、地面に四つん這いになって作業しようと考えました。身体の動きが少なくて済む作業を・・・・・。


◎防草シート張り替え作業

 私の選んだ作業は、10年目を迎えつつある我が家の太陽光発電所の「防草シート張り替え」でした。写真参照。




 設置から10年経過すると、防草シートの上に溜まった砂に雑草が根を生やしています。パネルの下は、年月が経過しても比較的防草シートがしっかりしているのですが、日光に直接晒されている部分は、破れて雑草の生える原因になっています。  
 取りあえず今出来ることは、雑草とその根元の土や砂をとりさることです。ビニールの肥料袋に雑草や土・砂を詰め、防草シートの上をきれいにしていきました。その後、防草シートの破れている部分に新たな防草シートを貼り付けます。

 シートを貼り付けている20cmと30cmの金属ピンを抜くのが、病み上がりの私には一苦労。釘抜きとハンマーを使って防草シートを破らぬよう、古いシートの上に新しいシートを重ねます。2m×30mの防草シートは、資材の高騰の煽りを受けて、37,800円もするのです。張り替作業が一段落する度にホームセンターに注文を出し、新しいシートの到着を待ちます。その間は、草引きをし、シートの上の土・砂を取り除きます。シートの下にしつこく入り込んだ草や木の根っこも引っぱり上げます。病み上がりの私にとって、
 「毎日少しずつ何とかなれば・・・」
と、言う思いです。
 家に残っている農業用シートやトラックの荷台に掛けていた厚手のシートは、これ幸いとリサイクル。防草シーに早変わり。写真の白い部分は白の丈夫そうなシートを使いました。


◎なぜ除草剤を使わないの

 大和高原の田んぼ・畑を利用して設置された太陽光発電所では、春、周りが新緑できれいになってきているのに、パネルの足下は枯れた草で真っ茶色という発電所が、見る人の心を痛めます。田んぼ・畑の持ち主から土地を借り受けた業者には、土地に対する愛着がないのでしょうか。
 土地を耕してきた人なら、除草剤を平気でパネルの足下に散布することは、きっと無いと思います。土地を借り受けた業者にとって、土地に農薬を散布して大和高原の動物や昆虫。ひいては人々の飲み水を汚染することは考えにもおよばないのでしょうか。
 川の水は、ダムに流れ水道管を通して奈良盆地の北半分の家庭に届くのです。大和高原最高峰の山の頂上のタンクから生駒山の上の上水タンクまで送られて広い範囲で県民の人たちの飲み水となっているのです。

 除草剤でその水を汚すわけにはいかないのです。