有朋自遠方来 時の旅人(ときのたびびと)
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みなさん今日は、私は「ゆきやん」と申します。
大和高原の小さな村に住み、高原の田畑と森を手入れする日々を送っています。
森の木を最適な状況に管理し、間伐した枝を持ち帰り、薪(まき)と柴(しば)で風呂を焚きます。最近、「柴(しば)」と言っても若い人たちに伝わらなくなりました。ゴルフ場の芝ではなく、燃料にする「たき木」のことです。
江戸時代の農民出身学者・新井白石のように柴を折り、燃料として利用する日々を過ごしています。海外から石炭や石油、天然ガスを輸入したり、原子力に頼らねば日々の生活が成り立たない現代社会にあって、江戸時代やはるか昔の縄文時代のような自然に近い生活を送っています。
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039 2024/09/22
明日のエネルギーはどうするのか その2
◎ 明日のエネルギーは喫緊の課題
・「再稼働させた原発をベースロード電源として」
・「オーストラリアに石炭鉱山を確保したため あと100年は石炭に困らない」
・「電力不足を補うために 寿命が来て停止していた石油火力発電所を再稼働させた」
など、従来の発電方法や古い設備の補修・修理によって電力をつなごうと、各地の電力会社は生き残りを図ろうとしています。今回は、ご近所の力で自分たちの使用する電力を確保してきた実績を紹介しましょう。
◎ 広島県の22の小水力発電所に学ぶ
上の図は、ある事情で電話線が自分たちの村や町に来ず、自分たちで小水力発電所を持ち、現在もその設備を維持してきた実績を示したものです。
今回、フィット制度(電力固定価格買い取り制度)の実施で、脚光を浴びた発電所がありました。新しく出来た発電所ではありません。1950年代に電灯をつけるための電線が自分たちの村に来なかったため、村人たちが自分たちで作った小水力発電所です。広島県では22もの小水力発電所が地域の人たちの努力によって維持され続けて来ました。山間の農村で、水道・下水を共同で作り・管理していることはよくあることですが、電気の自給は学ぶべき一例ではないでしょうか。次の写真は、他人に頼らないエネルギー作りをしてきた実例です。
◎ 農業用水を利用した小水力発電
関東地方には、背後の関東山地から流れてくる豊かな農業用水を利用した様々な小水力発電所が存在します。
都心から周辺へ出かける際、道路脇の果物・野菜を売る露店の駐車場に、オラの村の小水力で作った電力を使ってくださいと、電気自動車用の充電設備がさりげなく設置されています。
◎ 耕作放棄地にする前に農業用水に注目
私たちの身近で、耕作放棄地が増えて、イノシシ・シカなどの動物が住宅地の周辺に現れることはニュースでもご存じのことと思います。農地を放棄する前に、農業用水というお宝「小水力発電のモト」が、地域に眠っていることを思い出しましょう。農村地帯であるからこそ開発の可能性・しかも個人でも取り組める可能性を秘めているのです。
明日のエネルギーはどうするのか その2
◎ 明日のエネルギーは喫緊の課題
・「再稼働させた原発をベースロード電源として」
・「オーストラリアに石炭鉱山を確保したため あと100年は石炭に困らない」
・「電力不足を補うために 寿命が来て停止していた石油火力発電所を再稼働させた」
など、従来の発電方法や古い設備の補修・修理によって電力をつなごうと、各地の電力会社は生き残りを図ろうとしています。今回は、ご近所の力で自分たちの使用する電力を確保してきた実績を紹介しましょう。
◎ 広島県の22の小水力発電所に学ぶ
上の図は、ある事情で電話線が自分たちの村や町に来ず、自分たちで小水力発電所を持ち、現在もその設備を維持してきた実績を示したものです。
今回、フィット制度(電力固定価格買い取り制度)の実施で、脚光を浴びた発電所がありました。新しく出来た発電所ではありません。1950年代に電灯をつけるための電線が自分たちの村に来なかったため、村人たちが自分たちで作った小水力発電所です。広島県では22もの小水力発電所が地域の人たちの努力によって維持され続けて来ました。山間の農村で、水道・下水を共同で作り・管理していることはよくあることですが、電気の自給は学ぶべき一例ではないでしょうか。次の写真は、他人に頼らないエネルギー作りをしてきた実例です。
◎ 農業用水を利用した小水力発電
関東地方には、背後の関東山地から流れてくる豊かな農業用水を利用した様々な小水力発電所が存在します。
都心から周辺へ出かける際、道路脇の果物・野菜を売る露店の駐車場に、オラの村の小水力で作った電力を使ってくださいと、電気自動車用の充電設備がさりげなく設置されています。
◎ 耕作放棄地にする前に農業用水に注目
私たちの身近で、耕作放棄地が増えて、イノシシ・シカなどの動物が住宅地の周辺に現れることはニュースでもご存じのことと思います。農地を放棄する前に、農業用水というお宝「小水力発電のモト」が、地域に眠っていることを思い出しましょう。農村地帯であるからこそ開発の可能性・しかも個人でも取り組める可能性を秘めているのです。