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 みなさん今日は、私は「ゆきやん」と申します。
 大和高原の小さな村に住み、高原の田畑と森を手入れする日々を送っています。
 森の木を最適な状況に管理し、間伐した枝を持ち帰り、薪(まき)と柴(しば)で風呂を焚きます。最近、「柴(しば)」と言っても若い人たちに伝わらなくなりました。ゴルフ場の芝ではなく、燃料にする「たき木」のことです。
 江戸時代の農民出身学者・新井白石のように柴を折り、燃料として利用する日々を過ごしています。海外から石炭や石油、天然ガスを輸入したり、原子力に頼らねば日々の生活が成り立たない現代社会にあって、江戸時代やはるか昔の縄文時代のような自然に近い生活を送っています。








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  042 2024/10/02


 日本はいつまで石炭火力を使い続けるのか?
 



◎ イギリスの最後の石炭火力発電所閉鎖

 2024年9月30日24時をもって、イギリスでは最後の石炭火力発電所が閉鎖となりました。産業革命以来、142年の歴史に終止符をうちました。下の写真はNHKニュース「国際報道」より。
  

 クリーン・エネルギーへの転換を進めるフランスは2027年、カナダは2030年、ドイツは2038年までに石炭火力発電を廃止する計画だそうです。


◎ 日本はいつまで使い続けるのか?

 日本では東日本大震災で福島の原発が止まり、新潟県の原発もその後の事情で停止した状態です。オーストラリアに褐炭の鉱山を確保して
 「100年間は大丈夫」
 「石炭火力発電が日本を救う」
などと石炭火力発電を褒めていた時期もありましたが、ヨーロッパの国々では地球温暖化によって氷河が溶け出すなど、突きつけられた喫緊の課題として自然エネルギーへの転換が急がれています。

 イタリアとスイスの国境地帯では、氷河が溶けてしまうことによって、山や氷河の峰によって決定されていた国境線そのものが引き直しになっているのです。 
 小泉大臣が環境大臣をしていたとき、海外の厳しい批判を受けたことは皆さんもご存じでしょう。
 「日本はいつまで石炭火力を使い続けるのか?」
と。

 私が空気の大変綺麗なベトナムを旅行したときに、石炭火力発電所の前を通ることがありました。空気も水も綺麗なのに発電所の排出する煤煙がアジアの国でも環境課題だと気づきました。みなさんは石炭火力発電について、どのように考えますか。