【時の旅人】 の profil

 みなさん今日は、私は「ゆきやん」と申します。
 大和高原の小さな村に住み、高原の田畑と森を手入れする日々を送っています。
 森の木を最適な状況に管理し、間伐した枝を持ち帰り、薪(まき)と柴(しば)で風呂を焚きます。最近、「柴(しば)」と言っても若い人たちに伝わらなくなりました。ゴルフ場の芝ではなく、燃料にする「たき木」のことです。
 江戸時代の農民出身学者・新井白石のように柴を折り、燃料として利用する日々を過ごしています。海外から石炭や石油、天然ガスを輸入したり、原子力に頼らねば日々の生活が成り立たない現代社会にあって、江戸時代やはるか昔の縄文時代のような自然に近い生活を送っています。








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  045 2024/11/14


 なっ、無い!
 



 

 現在、田んぼの草を刈り取って上の写真のように肥料にする作業をしています。先日、朝7時に草を刈っていると、何と「マムシ」に出くわしてしまいました。冬眠を前にして、バッタやカマキリ、冬眠前のカエルなどを捕まえようとしていたのではないでしょうか。マムシも今のうちに栄養を蓄えて・・・・・。
 しかし、11月の朝7時のこと、変温動物にとって夏のように素早く隠れたり、攻撃したりは出来なかったようです。あっさりと、私の草刈り機の餌食になってしまいました。首をチョンと・・・・・・。

 その時は、あまりにも気持ち悪かったので、翌日草を焼く際にマムシの死体を探しに行きました。私の祖父がマムシを捕獲したときは、首を取った後、皮を剥いで家の軒下につるして乾燥させていました。火鉢の火であぶって薬にするか、田舎へマムシの買い出しに来る業者さんに買い取ってもらっていたようです。
 とにかく草と一緒に焼いてしまおうと、昨日の場所を探すのですが、見つかりません。
 その時、私の姿を笑いながら見ていた連中がいたのです。
 「あっ、そうか。あいつらの仕業か。」
どうやら、マムシの頭も胴体も持って行ったのはカラスの仕業だったようです。カラスでなくとも雑食性の野生動物には都合の良い食べ物です。

 近所にあった毛皮用動物の飼育場から逃げ出したクロテン(ミンク)もこの田んぼでは観察出来ました。稲に付くイナゴをたくさん捕りすぎると、田んぼの畦(あぜ)に埋めるのです。クロテン(ミンク)の生活の知恵を見た気分でした。



                                          今回 登場した動物たち