有朋自遠方来 時の旅人(ときのたびびと)
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みなさん今日は、私は「ゆきやん」と申します。
大和高原の小さな村に住み、高原の田畑と森を手入れする日々を送っています。
森の木を最適な状況に管理し、間伐した枝を持ち帰り、薪(まき)と柴(しば)で風呂を焚きます。最近、「柴(しば)」と言っても若い人たちに伝わらなくなりました。ゴルフ場の芝ではなく、燃料にする「たき木」のことです。
江戸時代の農民出身学者・新井白石のように柴を折り、燃料として利用する日々を過ごしています。海外から石炭や石油、天然ガスを輸入したり、原子力に頼らねば日々の生活が成り立たない現代社会にあって、江戸時代やはるか昔の縄文時代のような自然に近い生活を送っています。
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バイオマス発電所に木材を搬入

我が家の庭に多量(3トンダンプ10数台分)の木材が・・・・・。枝打ち・間伐の為に伐採した木材です。普通であれば、製材所に行って家を建てるのに役立つはずですが・・?
実は、我が村では木材を伐採する職業の人たちの後継者が無く、製材所が廃業してしまったのです。
当然、健全な森林を作る為に枝打ち・間伐をしても、木材の行き場がなく、我が家の庭に置くことになったのです。
「何とか木材の生かす道はないか?」
そこで考えたのが木材バイオマス発電所への搬入でした。奈良県から枝打ち・間伐の許可を取り、木材の出所を明らかにしてバイオマス発電所に持ち込むことにしました。

バイオマス発電所が近づいてくると、発電所の白い煙が見えました。けれども、工業団地と聞いて連想する石油や薬品の異臭は一切ありません。自然由来のものである「木材」が、二酸化炭素を吸い込んで作ったものから電気エネルギーを作っているからです。最近よく話題に上りますが、天ぷら油を回収した植物燃料を使った自動車など。くさい匂いを出さないと評判はいいようですね。

2月26日から3日連続で、ほんの一部分3トン少々の木材を、この発電所に持ち込みました。我が家の山で、苗木から丹精込めて「下草刈り」「枝打ち」「間伐」を繰り返して育てた木材を、住宅用の柱などに使ってもらえないのは悲しいことですが、「木材チップ」にしてクリーンな発電に利用されるのであれば、うれしいことです。

この通路の先で、大きなパワーショベルが動いていて、持ち込んだ木材が、破砕機の中に投入されます。木材だけでなく、庭師さんが剪定した庭木の枝や葉っぱもバイオマスの燃料として持ち込まれています。上の写真、中央に写っている大きな箱を付けたトラックが、出来上がった木材チップを燃焼用の釜に投入します。
この工場には、「使用済核燃料があと何年で満杯だ。」「原子力廃棄物を他の県に運び出せ。」などという議論は関係ありません。いくら電気を作っても廃棄物の心配は一切無いのです。
・・・・・さあて、我が家の山林には、まだまだ間伐して放置してある木材が、最初の写真の何倍もあるのです。誰にも頼らず、一人で片付けるしか方法はなさそうです。