【月光仮面21】の profil

のさばる悪を何とする
天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ 
ブログに書いて斬りまくり
正しき人の心の中に
希望の灯りをともしてみせる
人呼んで
月光仮面21 
ただいま見参!




【月光仮面21】 Topへ


【有朋自遠方来】Topへ


【一握の知力】Topへ










































































































































































































































    一つ前の記事へ


  次の記事へ   


 018  2022年 9月 29日


勝った負けたとさわぐじゃないぜ あとの態度が 大事だよ
              〜 国論二分 安倍国葬とは 〜


 

 

 安倍晋三元首相の国葬前日の9月26日、ある地方新聞にこんな意見広告が載っていた。



 「国葬に賛成、安倍晋三は偉大な政治家だ」と思う人ももちろんいるだろう、しかしそれにしても安倍晋三の国葬に対し、なぜこんなに反対の声が大きかったのだろうか。

1 安倍氏の政治的な評価が定まっていない。官邸主導でリーダーシップを発揮する一方で、敵と味方を厳しく区別する政治は、国の分断につながったと指摘されている。

2 国葬の基準を定めた法律はなく、政府が閣議決定で実施を決めたことに対する反発がある。

3 岸田総理がトップダウンで実施を表明し(珍しく)、国会で審議をしなかった。国民主権をないがしろにしたことへの批判。

4 およそ16億円もの国費が支出される費用の問題。(実際はもっと費用はかかっただろうが)長引くコロナ禍・円安・物価高騰で生活苦にあえぐ国民からすれば、許せない税金の無駄遣い。

5 そもそも安倍氏襲撃事件の発端となった、旧統一教会(霊感商法)と安倍氏・自民党の関係その闇の深さ。
 などがその理由としてあげられる。


 国葬賛成派、反対派、どうでもいい派、多様な意見がテレビ・新聞・ネットで紹介されてきた。外国メディアさえも、日本国内で反対派が多数いることを報道した。
 
 さて国葬が終わった今、私はあえて次の2つのネット記事を紹介する。
 

 「国葬反対デモは高齢者ばかり」外国人記者から厳しい質問、呼びかけ人はどう答えた

 日本外国特派員協会(FCCJ)で9月14日、安倍晋三元首相の国葬に反対する3氏の会見があった。
 国会前のデモなどを主催する「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健共同代表、国際基督教大平和研究所の稲正樹顧問が「法的根拠のない決定で、思想・良心の自由を侵害している」などと訴えた。全国霊感商法対策弁護士連絡会共同代表の郷路征記弁護士もオンラインで参加した。
 外国人記者からは「国葬当日はデモをせず喪に服するべきでは」「皇室の国葬には反対なのか」などと厳しい質問も上がった。
 「死を悼むことと意見表明は別のこと」
 国葬は、9月27日に日本武道館で行われる。83の市民団体を取りまとめる高田代表は、19日に代々木公園で1万人規模、前日の26日には新宿で、当日は国会前でデモを予定していると表明した。
 これに対し、インドネシアの記者からは「自国では国家元首が亡くなった時には、反対派も含めて喪に服して尊敬の念を示す。」と説明。それでもデモをするのはなぜかと問うた。
 高田氏は「憲法の精神では、多くの市民が自由に自分の意思を表明することを妨げることは間違い。立憲主義の象徴である国会前で意思表示することが大事です。人の死を悼むことと、安倍さんの政治的な業績を評価すること、自分たちの意思を表明することはそれぞれ別のことだと思っています」と応じた。
 「若者と話し合う努力が足りなかった」
 またデモについては他にも「高齢者が多く若者が少ないのはなぜか」「それでも安倍政権が選挙で選ばれてきたのではないか」などの指摘があった。
 高田氏はこう応じた。
 「私たち世代は過去の経験から政治が変わると信じているが、今の若い人たちは変わらないことを見てきた。変わることを恐れている。もっと若者と接触して話し合うべき。努力が足りなかった、これは私たちの責任です。
 「安倍政権が勝利してきた背景に、旧統一教会と醜い癒着をしてきたことを改めて知った。後継である岸田政権を変えるべく、力を尽くしたい」
 弁護士、ジェンダー専門家も反対表明
 イギリスでエリザベス女王の国葬が予定されていることを受け、皇室や王室との比較をする質問もあった。
 稲氏は、天皇陛下については法律があるとし「エリザベス女王と違って、安倍氏がどういう人かということについて1億2000万人の国民に一致した見解はない」と指摘する。
 「評価が定まっていない政治家の場合に、国葬をするのは法的根拠がない。これは独裁国家と同じです。民主国家ではありません」
 郷路弁護士は統一教会問題に向き合った経験から、教会員を励ますことになる国葬には反対と述べた。また、選択的夫婦別姓を訴えているNPO法人「mネット・民法改正情報ネットワーク」理事長の坂本洋子氏も会場で「安倍さんはジェンダー平等を否定する教育をしようとした、不平等を進めてきた人。国葬には反対します」と発言した。
                 (以上9月14日 弁護士ドットコムニュース)


 安倍元首相の国葬を作家・下重暁子が看破「“やってしまえば国民は従う”というのが本音」

 人間としてのあり方や生き方を問いかけてきた作家・下重暁子氏の連載「ときめきは前ぶれもなく」今回は、「安倍晋三元首相の国葬」について。
 安倍元首相の国葬にかかる費用が十六・六億円だという。最初発表された時は二億五千万円だった。次はいくらになるのだろう。国葬が終わったあとに確実な数字が示されるというが、どんな結果が出るのだろう。
 すでに国葬は行われた後だから、その後で文句を言っても後の祭り。結果オーライで国は押し通そうとするし、私たちもなしくずしに納得させられてしまう。
 やりきれない。いったい誰が国葬にすると提案したのか。麻生副総裁ともいわれているが、岸田首相はやすやすと押し切られた。
 ご本人はほんとうはどう思っていたのだろうか? 声高な主張に押されてのことだろうが、首相には抵抗した跡も見られなかった。
 費用の公表の遅さに比べて、あっという間だった。「え、国葬?」 ずっとそんな言葉を聞いたことがなかった。吉田元首相以来のことで、岸田首相は現在最高権力者なのだから、自分の考えで物が決められないわけがない。なぜあんなに早く、国会にもかけず、国民の意向もきかずに決めてしまったのか。私には不思議でならない。その裏には何があるのか?
 国葬というからには、国家国民のものであるはず。簡単に閣議決定などで決めていいのか。
 まずなぜやるのか。なぜ国葬なのかの説明がなくて、今頃になって「ていねいに説明」といわれても、そりゃ聞こえませぬ!
 国民の多くが反対を表明していて、その流れはますます激しくなっているのに……。
 その理由は? 他の首相に比べ在任期間が長いといわれるが、長けりゃいいというものではない。長けりゃ迷惑ということもあって、モリカケ問題などは長いからこそ起きたとも考えられる。
 外交面といわれても、トランプ前米大統領をはじめ、首脳らと個人的に仲良くして何の成果があったのか。歴代の首相で、たとえば田中角栄元首相が成しとげた日中国交回復などは功績は明らかだ。外国首脳との交流といえば、レーガン元米大統領と「ロンヤス関係」を築いた中曽根元首相がいる。
 岸田首相よ。もっと自信を持って国民の声に耳を傾けてほしい。
 若者たちに加えて、年を重ねた人々のデモ参加も目立つ。私の早稲田時代の親友は、今も可能な限り国会議事堂前のデモに参加する。私と同じ年だから八十六歳。やむにやまれぬ行動なのだ。
 円安に加えて、ウクライナ紛争による世界的物価高騰でみな生活苦にあえいでいる時に。葬儀費用の多くは国民の血税だ。もはや後にはひけないというが、勇気ある撤退には国民が拍手を送るだろう。
 こんな状態で国葬が行われたとしたら、むしろ安倍氏のご家族が辛い思いをするのではなかろうか。
 私のところにも国葬についてのアンケートがくるが、私は国葬という発想がわからない。やってしまえば、国民は従うという本音が、鎧の下からチラホラ見えている。
下重暁子(しもじゅう・あきこ)/作家。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。
                      (以上9月16日 AERA dot.)


 9月27日、安倍晋三の国葬は終わった。賛成派特に政府・自民党は、滞りなく終了したことに胸をなでおろしているだろう。反対派は、国葬を止められなかったとはいえ、国民の世論や反対運動の盛り上がりに手応えを感じただろう。賛成派反対派、結局「痛み分けか?」と言いたいが、旧統一教会との関係という爆弾を抱えたまま秋の臨時国会を迎える岸田政権は、いきなり土俵際かと思えるがどうだろう。
 国葬が終わったら、「はい、おしまい。」ではなく、この間賛成派反対派それぞれが得た教訓や課題を今後に生かさないと。ここからがスタートだと肝に銘じてほしい。

 
 水前寺清子の「どうどうどっこの唄」という曲がある。1966年発売 作詞 星野哲郎 作曲 富侑栄
 100万枚売れたという大ヒット曲だ。

 1番の歌詞「勝った負けたとさわぐじゃないぜ あとの態度が大事だよ すべる ころがる 立ち上る 歩く たおれる また起きる どうどうどっこのひとり旅」
 は私の人生訓だ。
 国葬賛成派反対派のみなさんへのエールとしてこの曲を捧げる。







             月光仮面21応援団レビュー  
     第17話 待ってました!へえー自民党にも根性ある議員いるじゃん!
     自民議員 国葬反対に「黙ってろ」統一教会「誇りに思う」で大炎上

 
 安倍晋三氏の国葬が終わりましたね。国葬に対して色々な思いの方がいますが、仏になった安倍さんは、安らかに眠らせてあげたいと思いました。
 国葬への経費は、我々の税金ですよね。総額には、ショックです。
 もう、誰も狙われないで事件が起こらない事を祈ってます。
    M・Mさん

 安倍元総理の国葬が賛否両論ある中で行われました。安倍さんの死でいっきに表面化した統一教会との癒着問題。宗教団体から票をもらい当選者を増やし勢力を増やしていった安倍派・自民党に怒りを覚えます。
 信者を洗脳し霊感商法で得たお金を韓国へ送り、陰で政治家にまで手を回した。また、票が欲しさにそれに乗る政治家、何と言う構図でしょう。
この問題は明らかにされるでしょうか?
    F・Mさん

 安倍さんは気の毒とは思いますが自民党葬でした方がよかったですね。党員にも思っている人はきっと多いのでしょうね。
    T・Jさん

 悪あがきせず、素直に、統一教会と自民党のお金と権力の関係構築のせいで困っている人に寄り添うことが、みんなを救うことになりますね。
    S・Eさん

 今夜はこれから明日の国葬反対集会のシールアンケートパネルを作ります。
    O・Hさん

 すごく楽しい、一気に読みました、一人で大笑い、ありがとうございます。
 道見議員の責任は、一体誰が取るのか?本人以外に取る人間はおるのか?
 山際ではなく、窓際・瀬戸際…この人も、どこに本心があるの?他人事のような顔してるけど…。
    S・Kさん

 いよいよ明日は国葬なんですね…。税金の無駄遣い、むちゃくちゃなお金ですね。
    M・Tさん

 この北海道議はYouTubeなどでも保守チャンネルあたりで言いたい放題です。今回もその流れで言ってるんでしょう。こんな人物がすんなり当選してしまう、それが一番の問題、この国の病理ですね。
 明日は国葬ですが、三時間も大変ですね。エリザベス女王の国葬のように小一時間とは大違い。劇場型民主主義の観客、有権者たる国民は絶対比較対称するでしょう。いかに長たらしい馬鹿馬鹿しいものかわかるでしょう。来月臨時国会で予定よりさらに予算が増えたで、統一教会とあわせてさらに燃え上がるのではないでしょうか。
 この問題で自民党を真綿で首をしめるように追い込み来年統一地方選挙で勝ちきり、次期国政選挙での足かがりにと個人的には思います。
    S・Wさん

 本当に日本国民の正義が問われているように思います。
    N・Kさん




【追記】山之辺三歩 (当サイト管理人)
 山之辺三歩も、"Twitter" で #国葬やめろ を連続してアップしています。ご一読のほど。