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生まれ
 1948年(昭和23年)
 ベビーブームの真っただ中
生活エリア  
 大阪 奈良 京都
趣味等
 本を読む事、
 音楽を聴く事
 (クラシック,ジャズ,中島みゆき)、
 山歩き、テニス、バイク、等






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  005 2019/07/13


 “サボテン”



 
 

 30年近く前から家に居候しているサボテン、父親が亡くなり実家から持ってきたものだ。どこにでも有る、名前も知らない普通のサボテン。あまり気にせず水やりして何十年か…でも花は咲いたことが無い。




 4年前、仕事が暇になり、それまで放置していた庭の植木の手入れを少しずつ始めた。
 その頃、このサボテンは大きくなって窮屈そうなので、少し大きい鉢に植え替えた。それから3年、子株をたくさん付けて、さらに窮屈な状態になっていた。だが、サボテンの棘が痛くて植え替えを躊躇、放置。その後鉢の狭さが限界、仕方なく手袋を2枚重ねて何とか株分けしたが、それでも棘は指に刺さっていた。子株だけで30株以上になり、管理も面倒なので養子先を探したが、珍しい品種でも無いので貰い手が見つからず、趣味の問題と諦めた。
 とりあえず、日当たりの良い所に置き、普通に管理していたら、ちょっと前に子株らしい新芽が出て来た。よく見ると、どうも様子が違う。もしかして蕾かと思い、注意して観察すると、やはり蕾だった。30年近く経ってから蕾が付くとは、よっぽど自分の世話が悪かったのか…と反省しつつ、蕾を観察し始めて5日ほど経過、蕾の枝?茎?が30センチほど伸び、蕾が少し膨らみ始めた。これは、ひょっとして夜間に咲くのかと思い、夕方部屋に入れて、観察していると蕾が開き始めた。30年近くも咲いたことが無いので、家人も興味津々…




 19時頃から、白い端正な形の花が咲き始め、1時間おきぐらいに見ていると、花は満開になり、24時前にサボテンの母体から落ちた。花は萎むと予想していたが、花の茎の根本から剥がれ落ちた。母体からすると、かなりの重さか?!花の直径は10センチ以上あるから、負担なのだろう。
 以前から、このサボテンの名前を図書館で調べていたが、それらしいのは見当たらなかった。今回、花が咲いてからNETで検索したら、よく似た品種が見つかった。名前は“エキノプシス 短毛丸”とか、ダサい名前や!花は白くて端正なのに。
 さて、次は何年後に咲くのか…