profil

人生は旅。 
知らない街を歩いてみたい 
知らない海をながめていたい 
どこか遠くへ行きたい 
遠い街遠い海
夢はるか一人旅。

けれど、
遠くへ行かなくても旅はできます。

たとえば、
近所を散歩して知人に出会い
雑談するのも旅。
誰かに読んでもらいたくて、
こうやって文を綴るのも
私にとっては旅。

さて、どこまで放浪できるか ……







【放浪楽人】Topへ


【有朋自遠方来】Topへ


【一握の知力】Topへ










































































































































































































































     一つ前の記事へ

    次の記事へ   

 074  2022年 12月 13日

 ワールドカップ サッカーカタール大会
     水前寺清子の曲と共に振り返る
           〜  長友 佑都 と 三笘 薫  〜
 





 「ワールドカップの試合を日本中が固唾を呑んで見守っている!」
 「その勝負に日本国民が一喜一憂している!」

 サッカーに興味関心を持たない日本人はいない、というような雰囲気が漂う今日この頃ではあるが、サッカーどころかスポーツに興味が無いという人だってたくさんいるのだ。このサッカー一色に塗りつぶされた一種のナショナリズムに危険なものを感じている人も多い。私もそうだ。

 でも、しかし、それでも、今回はワールドカップサッカーの話(笑)

 11月23日、グループステージE組でドイツと対戦した日本が、歴史的な勝利を収めた。交代出場のFW浅野拓磨が83分、味方からのロングパスをトラップし、ディフェンダーの左からのマークを振り切り、右サイドからエリア内に侵入して、ゴールキーパーのセーブをかわして右足で逆転ゴール。
 喜びの輪の中心になった後は『ジャガーポーズ』で会心の表情を浮かべた。
 



 浅野選手の愛称・ニックネームが「ジャガー」なら、こちらは「チータ」(水前寺清子)のヒット曲でワールドカップを振り返る。


 やんちゃ坊主からブラボーおじさんへ 艶歌の似合う渋い男 長友 佑都
  
 2010年の南アフリカ大会の時は24歳。その時はサッカー小僧というか、若手でやんちゃ坊主だった長友は、今回で4大会連続出場の36歳大ベテランになった。
 彼の経験を若い選手に伝えるコーチ兼選手的立場でベンチの控え選手なのかなと思っていたら、なんと4試合全部に先発出場。
 彼は元々ディフェンダーという守備専門の選手だが、今回は左サイドからの攻撃にも積極的に参加していた。若い選手がボールを支配しても攻めあぐむと、とりあえず長友にパスをする場面を多く見た。
 体力的なこともあり長友はいつも前半45分の出番だったが、彼がピッチ(サッカーグランド)にいる時は、司令塔の役目をはたしていた。
 
 何よりも長友らしさが出るのは、ゴールを決めた選手に駆け寄る時、試合に勝って終了した後ピッチに駆け寄る時のそのスピードだ。誰よりも速い早い、いつも一番乗りだ。ジャガーやチーターよりも速いのではないか。「そのスピードを試合で出せよ」とツッコミを入れつつも、若い選手に寄り添い、いたわり、励ましながら、勝利に喜びを爆発させる姿を見て「ブラボー」と共に叫んだ人も多かったのではないだろうか。
 今回のワールドカップが選手としては多分最後の出場になるだろう。ベスト8への壁を越えられなかった結果に泣きたかっただろう。でもピッチやベンチ前で泣きじゃくる若い選手を優しく慰める姿はこれぞ「顔で笑って心で泣いて」ではないか。長友には浪花節・艶歌の世界がよく似合う。


 艶歌   作詞:星野哲郎 (原案:五木寛之) 作曲:安藤実親 (歌詞を一部変更)

1 泣いてたまるか 泣くのはしゃくだ 泣けば喜ぶ奴ばかり
  意地が男のつっかい棒だ      ぐっとこらえて持ちあげろ
  敗けて泣くのは死ぬよりつらい   死ぬよりつらい

2 俺が浮かべばあいつが沈む     狭い四角のピッチの中
  人を泣かせて勝つのがいやで    いきなサッカーをしたけれど
  サポーターだけにはわかってほしい わかってほしい

3 一が二になり二が三になる     山と積め積め一の字を
  目には見えない今日一日の     牛の歩みをくりかえし
  俺も行きたい男の舞台       ワールドカップ




 「三苫の1ミリ」の衝撃 サッカーの神様の恋人になれるのか 三笘 薫

 三苫(みとま)は俳優の斎藤工と長谷川博己を足して2で割ったような濃い顔のイケメンだ。
ワールドカップが始まる前から、専門家やサポーターの間では「今回は三苫の活躍の是非が鍵を握る」と期待が高かった。
 実際、前評判通りジョーカー(途中出場が中心の選手で、相手の脅威になる、試合の流れを変えることができる選手)として4試合すべて出場した。
 そのドリブルとパスの正確さが攻撃の起点となり、得点を演出した。
 何よりもそのクールさカッコよさに、おじさんの私がしびれてしまった。

 三苫の1ミリ(対スペイン戦)
 後半6分、堂安律がスペインの守備をかいくぐり右側からシュートを放つも転がったボールは左へ逸れてエリア外へ出ようとしていた。そこへ前田大然と三笘薫が必死に追いかけ、前田大然のスライディングは届かなかったもののボールがラインを超えたかどうかのタイミングで三笘薫の足がボールに追いつく。すると当たったボールが浮き上がって前田大然を超えてエリア内のゴール前に戻り、そこへ走ってきた田中碧がゴールに押し込んだ。
 しかし三笘薫が追い付く前にボールがエリア外に出たとしてスペインが得点無効でゴールキックを主張。一方線審の旗は上がっておらず、このシーンについてVARで判定されることになった。
 無線で結果を聞いた主審が笛を吹きながらVARのジェスチャーをした直後にセンターサークル を指し、田中碧のゴールが認められて2-1と逆転した。



 世界に衝撃を与えた「三苫の1ミリ」 もし2か月前の出来事だったら、今年の流行語大賞になっていただろう。

 悲願のベスト8へ、決勝トーナメント1回戦対クロアチアでも、三苫は試合の後半に出場した。一躍時の人になった三苫に、クロアチアは2人3人とマークをつける。さすがの彼もなかなか満足にプレー出来ない。それでも得意のドリブルで3人を抜き、ミドルシュートを放つという見せ場をつくったのはさすがである。

 1対1のまま延長戦が終了しPK(ペナルティキック)での決着となった。1人目南野が失敗した後の2人目が三苫、
 失敗。
 下を向きうなだれる三苫を日本の選手達が「大丈夫だ」と迎えるが、三苫は顔を上げられない。「北斗の拳」のケンシロウではないが「三苫、お前はもう泣いている」
 結果は敗戦。試合後の三苫へのインタビューは、最後は泣き声で言葉にならなかった。

 似たような光景を思い出した。16年前のドイツでのワールドカップ。予選リーグ3試合目ブラジル戦。この試合に負けた日本は決勝トーナメントに進むことは出来なくなった。この時の中心選手だったのが中田英寿。試合が終わった瞬間、中田はピッチ上に倒れこみ暫く立ち上がれなかった。
 仰向けになりタオルで顔を覆っていたが、明らかに泣いていた。
 中田は世界に通用した最初の日本選手で、日本チームの司令塔と呼ばれ、その華麗な個人技とプレースタイルでサポーターを魅了した。何よりもクールさが持ち味だった。その中田が泣いている。いつも冷静沈着な中田が泣いている。その姿を見て、中田の人間味を感じ、ああ彼もこれで引退かと、切なく寂しくなったことを覚えている。



 あのドイツ大会から16年、三苫という中田英寿に匹敵する選手がやっと現れた。彼が今後の日本サッカー界を牽引していくのだろう。これは三苫ファンになった私の願望かもしれないが。

 もしサッカーの神様がいるとしたら、三苫は神様に微笑みかけられたが、最後に試練を与えられた。神様に恋人のように愛される選手になれる日まで、三苫薫よ、ふり向くな、君は美しい。

 ちなみに私は、ワールドカップとオリンピックの時だけの、にわかサッカーファンです!


 神様の恋人  作詞:星野哲郎  作曲:鈴木邦彦 (歌詞を一部変更)

1 君が十時にねむるなら   俺は夜明けの二時にねる 
  ひとの倍やれ五倍やれ   それで勝負は五分と五分
  いまのうちに泣いておけ  泣きながら はいあがれ
  遠い遠い 明日のため   青春を よじのぼれ

2 勝てぬ相手を負かしたり  勝てる相手に負かされて
  思うとおりにゆかぬから  ゆかいなんだよサッカーは
  あてがあってないような  たよりない この世だが
  なまけ者は 神さまの     恋人にゃなれないよ

3 君は自分を かわいがれ     俺も自分を かわいがろ
  かわいけりゃこそ 身を責めて  無理と知りつつ 無理をする
  こんなことで だめになる    君じゃない 俺じゃない
  雲にのって 舞いあがる     あこがれを 夢みよう






  読者のみなさんからのレビュー(感想) 第73話
  
あの人に会いに、遠くへ行きたいB
   〜人呼んで、木曾路の女 肝っ玉かあさん 馬籠のやまんば、大脇満佐江さん〜


 初対面の人に、閑古鳥が鳴いているとはよく言ったものです。憎まれず今でもお付き合いがあるということは放浪楽人さんのお人柄なのでしょう。
 あちらこちらにいい友人がおられること素敵なことですね。
     (みーちゃん 70才代女性)

満佐江ママとの会話を楽しく読ませていただきました。第2の故郷があるなんていいですね。
(おけいちゃん 60才代女性)

 もしかすると、君の食べた馬刺しは、先に行ったあの商人かもしれないぞ。泉鏡花『高野聖』
     (山之辺三歩さん 70才代男性)

 栗のこわめし、食べたことあります。すごく美味しかったです。ブログ読ませて頂いたら、味わい、ましましでした。
 行ったことないんですよ。行きたくなった。
     (コンサドーナさん 60才代女性)

 旅の途中に立ち寄ったところに「ただいま〜」と行けるような繋がりをつくれるのは、さすが放浪楽人さん。旅の郷土料理の数々はそそられます〜
 私も就職して間もない頃に職場の同期と馬籠に行き、馬籠の郷土料理らしく鯉の料理が出てきて「ええっー鯉って」とその頃は美味しく味わえませんでした。若かったなー
 コロナ渦で旅に出ることが制限されてしまった年月は、私の年齢には大きな痛手になりました。急がねば〜まだまだ行きたいところはいっぱいだからー
     (ターキーさん 60才代女性)

 栗のこわめし、食べたことあります。栗が自然の味で美味しくいただきました。信州そばも美味しいですよね、そばつゆも。放浪楽人さんと木曽との縁がよくわかりました。
 放浪楽人さんは人間観察を文章にされるのが上手だなといつも思っています。
 「肝っ玉母さん」見てなかったけど主題歌は知ってるなぁ。懐かしいです。
     (プルメリアさん 70才代女性)

 「第二の故郷」いいですね。「おかえりなさい。」と、温かく迎えてくれる人がいて、ホッとする場所なんですね。文面を通して、何度も足を運びたくなる気持ちが伝わりました。
     (ミヨティさん 60才代女性)

 馬籠といえば、島崎藤村の故郷、団子状にして串刺しの五平餅、皇女和宮が江戸へ嫁入りの時滞在した宿場、日本百名山の恵那山と名物がたくさん。昔訪ねた時、飛脚姿の郵便屋さんを見かけたが、今もご健在なのかな。
 ママさんと放浪楽人さんの掛け合い漫才を生で聞いてみたいです。
     (中年ジェットさん 60才代男性)

 とても気さくで男前なママさんで、お話していてもきっと楽しいだろうなあ??魅力がいっぱい 伝わってきました。どんな方ともすぐに心を繋げていかれるのは放浪楽人さんのお人柄ですね。羨ましいで〜す。
     (ヤマトナデシコさん 80才代女性)

 樹梨のママさん、お互い山姥扱いされているけど、地元のアイドルだよねー。あの絶品栗おこわ食べたいよー蕎麦も山菜料理も食べたいよー
     (佐々木邦子さん シンフォニアのママ)