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勝った負けたとさわぐじゃないぜ あとの態度が 大事だよ2
〜 サッカーワールドカップ熱狂の怖さ 〜
私はワールドカップとオリンピックの時だけ試合を見る典型的なにわかサッカーファンである。にわかだから、正直に言うと「オフサイド」という反則の判定基準がまだよくわからない。
それでもハラハラドキドキしながらテレビで試合を楽しみ、日本チームの試合結果に一喜一憂する。
試合後、東京の渋谷や大阪の難波で大はしゃぎしている若者たちの姿をテレビで見ていると、こいつらも私同様、所詮にわかサッカーファンじゃないのかと思えてくる。本当のサッカーファンはそんなはしゃぎ方をしている奴をきっと苦々しく思っているに違いない。
それはともかくとして、オリンピック同様サッカーワールドカップに対するニュースやワイドショー、ネットニュース等のマスコミの異常な取り上げ方は何だろう。にわかファンでも首をかしげてしまう。違和感を覚えるのだ。
第1戦で日本がドイツ(サッカー強豪国)に逆転勝ちをすると、ゴールを決めた選手を大絶賛し、その采配がズバリ的中、素晴らしいと監督を褒めたたえる。
しかしその4日後、コスタリカ(日本よりランクが下)に負けると、ミスをした選手に非難が集中し、負けたのは監督の戦術ミスだと責める。
スポーツは確かに結果オーライの側面を持つが、勝った負けたでこうも扱いや論調が変わるのかと、なんだか選手や監督がかわいそうになってきた。
そんな私の違和感に応えてくれた人がいた。社会学者で作家の古市 憲寿(ふるいち のりとし)氏37歳だ。
---------------------------------------------------------(以下はSmart FLASH より抜粋)
古市憲寿氏、W杯日本勝利に「ダンマリ貫徹」で意外な共感「国民全員が興味あるわけじゃない」「スカッとした」
社会学者の古市憲寿氏が、11月24日、情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)に出演。W杯予選リーグで日本が強豪ドイツを下した「ジャイアントキリング(大番狂わせ)」について、「特に僕はなにも」と “塩対応” を貫いたことが話題となっている。
カタールで現地取材しているMCの谷原章介は、「森保ジャパン、やりました!」と歓喜を伝え、スタジオでは永島昭浩氏(サッカー解説者)が試合内容を熱弁。古市氏はというと、なんと番組開始からおよそ50分も沈黙していたのだ。
そして、永島優美アナが「古市さん、伝わってますか? この熱」と振ったことでようやくコメント。「みんながこんなに幸せそうだから、特に僕はなにも水を差すつもりはなくて。なにも言うことないですもん」と苦笑い。
その後、「ドイツはドイツなりに戦略があったってことじゃないですか。それがハマらなかったってことですか?」と、“とりあえず” 永島氏に質問。
永島氏は「前半戦は完璧に近かった。2点め入ったら後半うまくいかなかったが、粘って粘って1点に抑えたことで、持っていた選択肢のプランにしっかりハメて選手が応えた」と話すも、古市氏の表情に「全然興味ない?」と困惑した表情を浮かべていた。
「古市氏といえば、スポーツ全般に興味が薄いことで知られており、21日にも同番組で、世界50億人がW杯を視聴すると指摘されたことに、『でも30億人は見ないから心強い』と語っていました。
そんな古市氏の姿勢に、“喜ぶふりくらいはすべき” という批判が集まる一方、スポーツに興味のない視聴者からは “救われた” という声が殺到しているのです」(週刊誌記者)
確かにネットでは、古市氏に共感する声も多い。
? 《興味もつ持たないは人それぞれだし、余計なことに口を挟まないのは寧ろ賢明だと思います。》
《古市さんの態様は何もおかしいと思いません。国民全員がサッカーに興味あるわけでもなし…。日本代表が1戦目勝利したことは「おめでとう」とは思いますが、あくまでも数ある競技スポーツのひとつという括りです。全員が特別な思いでサッカーを観ているわけではありません》
《興味ない自分としては、代表戦だから盛り上がって当然という同調圧力が苦手……。でも古市氏の対応でなんかスカっとした。サッカーに興味ない人もいるの、職場の人も気づいて欲しい》
----------------------------------------------(以上Smart FLASH 11/25より抜粋)
「日本人はみんな関心を持っている、日本人なら応援するのは当然。」という風潮をマスコミが扇動しているように思う。そんな中敢えてテレビ出演し自分の信念を貫いた古市氏の勇気に拍手を送りたい。
こんな風潮が、誤ったあるいは偏ったナショナリズム(国家主義)につながっていかないか心配だ。こんな熱狂を国家指導者が、いつか戦争への道に利用しないだろうか心配だ。危ないアブナイ。
かつて日本が歩んだ道への後戻りは絶対に御免ゴメン。
月光仮面21応援団レビュー
罪(国葬)を憎んで安倍晋三を憎まず 〜 今は安倍氏を静かに追悼したい 〜
イギリスのエリザベス女王の国葬のニュースを見ていて、安倍さんの国葬との違いをつくづく感じました。
一方は国民の老若男女が涙し、一方は反対の怒声が響く中で行われました。
この国葬で遺族の方の本音はどうだったのか知りたいですね。心から喜んでおられたのでしょうかね。
モリカケ問題や桜を見る会、統一教会との疑惑を残したまま亡くなられた安倍さんですが、死に対しては心からお悔やみを申し上げます。
F・Mさん
月光仮面は正義の味方のはずなのに、亡くなった安倍さんを「写真とコメント」で茶化してしまっていいのでしょうかと、笑いながら抗議します。
亡くなったからもういいというわけにはいかない。総理大臣まで務めた政治家なら、死んでもなおその責任は追及される、後世の評価とは別問題別次元です。
山之辺三歩さんの、右も左も「桜」と「エリカ」を読みました。なるほどと目から鱗が落ちました。もうすぐ始まるワールドカップの熱狂の影で、悪いことをたくらむ奴らを見逃さないようにしないといけませんね。
T・Jさん