有朋自遠方来 放浪楽人(さすらひのがくと)
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人生は旅。
知らない街を歩いてみたい
知らない海をながめていたい
どこか遠くへ行きたい
遠い街遠い海
夢はるか一人旅。
けれど、
遠くへ行かなくても旅はできます。
たとえば、
近所を散歩して知人に出会い
雑談するのも旅。
誰かに読んでもらいたくて、
こうやって文を綴るのも
私にとっては旅。
さて、どこまで放浪できるか ……
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057 2021年 3月18日
私が選んだ 異色の映画デビュー女優3人
私が選んだ 異色の映画デビュー女優3人 〜Angelita Misa1〜
まず1人目は上原美佐うえはら みさ(1937年〜2003年)
「隠し砦の三悪人」(1958年)は戦国時代を舞台に敗戦国の侍大将が世継ぎの姫と軍用金を擁し、2人の百姓を従えて敵中突破する姿を描いた冒険活劇である。
上原は監督の黒澤明にヒロイン雪姫役に抜擢されてデビュー。抜擢されたきっかけは、1981年の黒澤明・千秋実・藤原釜足とのテレビ対談で、名古屋の東宝系の映画館に行った際、東宝の社員に声をかけられたこと、と本人は語っている。新人俳優は志願して映画会社に入り、演技指導などのレッスンを受け「ニューフェイス」としてデビューする時代には珍しいパターンの出演である。
黒澤はあくまで上原の「気品と野生の二つの要素がかもしだす異様な雰囲気」のみを評価したらしい。撮影にあたって、馬術を習い、障害を跳べるまでになった。そのほか、武家の姫らしい身のこなしのために剣道も習った。演技は初めてでまったくの素人だったため、そのつど黒澤が演じてみせ、その通りに従い進めていったという。
東映時代劇全盛の折、お姫様がお決まりの着物姿でのしゃなりしゃなりではなく、ノースリーブに短パン姿で、馬に乗ったり薪を担いだりして暴れまわる姿に、さぞかし観客は度肝を抜かれ、セクシーに感じただろう。きりりとした顔立ちと躍動感溢れる動きで人気を博し、一躍スターとなり9本の東宝映画に出演した。
2人目は草刈民代 くさかり たみよ(1965年〜 )
「Shall we ダンス?」(シャル ウィ ダンス?)は、1996年に公開された周防正行監督の日本映画。主演は役所広司と草刈民代。角川大映スタジオで製作された。 社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。日本アカデミー賞独占をはじめ数々の映画賞に輝いた。本作の人気を受け、日本では「時代遅れ」と思われがちであった社交ダンスが見直され新たなブームとなった。
世界的プリマとして活躍していた草刈は同作が映画初出演だったが、「脚本を読んでイメージはでき上がっていた。ダンサーとしてリアルに分かるところもあったし、バレエを踊っている時と違うことをやっているという感覚はそれほどなかった」という。映画の中で役所広司が見た、窓越しに浮かぶ草刈の切ない表情は観客の心をくすぐり、また、踊る姿は息を?むほど美しい。
その「Shall we ダンス?」の存在について草刈は、「まさか映画に出るとは思っていなかったけれど、人生の転機になった。結婚もそうですし、この作品を経験することで自分の開花が始まる第一歩になった」と振り返った。だが、同じ質問に対し周防監督は「嫁さん探し(笑)」と答えたが、さて真意のほどは分からない。
さて3人目は岡本美沙 おかもと みさ ピアニスト
1999年頃よりタンゴを中心としたライブ活動を展開。また、作曲・アレンジも手がける。2003年アルゼンチンに渡りピアニスト、ミドル・アンヘル・バルコスに師事し現地(アルゼンチン)でのラジオやコンサートに出演。 2005年、港健二郎監督長編劇映画「ひだるか」に主演し、女優としてもデビュー。全編音楽制作、音楽プロデュース。映画サウンドトラック「つきあかり」発表。
三池闘争を背景にした映画「ひだるか」は当初、女優の夏川結衣が主演の予定であったが、なかなか進展しないのを見ていた音楽監督岡本の、「主演が決まらないのなら私がしてもいいですか?」一言で決まったと、港監督から直接伺ったことがある。それにしても岡本の何という積極性だろう。その行動力に舌を巻く。
映画の冒頭岡本の、赤い車から降りる姿、立ち姿、歩く姿、どれも姿勢が良くてかっこいい。まるで端正な宝塚の男役、男装の麗人だ。こんな派手に出現した彼女が、白黒の世界である三池闘争とどう関わっていくのかまるで想像がつかなかった。でも、ニュースキャスターとして彼女がどう活躍するのかすごく興味をひかれた。
上原美佐、草苅民代、岡本美沙、異色な映画デビューをした3人の女優、世代は違うが実に驚くべき多くの共通点がある。それは何か?次回をお楽しみに?
ではお別れに、音楽家岡本美沙のプロモーションビデオをご覧ください。
読者のみなさんからのレビュー(感想)第55話 この人 放浪楽人 古都京都に、只今参上!
毎回、すごいですね!色んな事に、積極的というか。今回は映画監督さんと、お会いできたなんて本当に素晴らしい。毎回、楽しみにしてますよ?
(カンタービレさん 60才代女性)
素敵なご縁が繋がって、素晴らしい楽しみな未来が見えてますね!
放浪楽人さんが真っ直ぐな思いをぶつけられたから、監督も熱い信頼を寄せて来られるのですね。展開がワクワクしますね。
ありがとうございます。楽しみばかりですね。
絶大な信頼を得て大活躍ですねー。素晴らしいことです。
(村田隆子さん バイオリンプロ演奏家)
良かったですね。きっと放浪楽人さんとの相性がとても合うのでしょうね。益々親交を深めて監督さんから色々なこと学んでくださいね。
(ヤマトナデシコさん 70才代女性)
見たよ。京都の情景がライブを見るように浮かんで実に楽しかった。
(夜目桃子・よるめ ももこ さん 元アングラ劇団女優 60才代)
監督さんと放浪楽人さんの顔が似てます(笑)
(北の成人さん 60才代男性)
港監督さん、ほんとにマリオみたい。話が弾んだんですね。
(プルメリアさん 70才代女性)
私が選んだ 異色の映画デビュー女優3人
〜Angelita Misa1〜
私が選んだ 異色の映画デビュー女優3人 〜Angelita Misa1〜
まず1人目は上原美佐うえはら みさ(1937年〜2003年)
「隠し砦の三悪人」(1958年)は戦国時代を舞台に敗戦国の侍大将が世継ぎの姫と軍用金を擁し、2人の百姓を従えて敵中突破する姿を描いた冒険活劇である。
上原は監督の黒澤明にヒロイン雪姫役に抜擢されてデビュー。抜擢されたきっかけは、1981年の黒澤明・千秋実・藤原釜足とのテレビ対談で、名古屋の東宝系の映画館に行った際、東宝の社員に声をかけられたこと、と本人は語っている。新人俳優は志願して映画会社に入り、演技指導などのレッスンを受け「ニューフェイス」としてデビューする時代には珍しいパターンの出演である。
黒澤はあくまで上原の「気品と野生の二つの要素がかもしだす異様な雰囲気」のみを評価したらしい。撮影にあたって、馬術を習い、障害を跳べるまでになった。そのほか、武家の姫らしい身のこなしのために剣道も習った。演技は初めてでまったくの素人だったため、そのつど黒澤が演じてみせ、その通りに従い進めていったという。
東映時代劇全盛の折、お姫様がお決まりの着物姿でのしゃなりしゃなりではなく、ノースリーブに短パン姿で、馬に乗ったり薪を担いだりして暴れまわる姿に、さぞかし観客は度肝を抜かれ、セクシーに感じただろう。きりりとした顔立ちと躍動感溢れる動きで人気を博し、一躍スターとなり9本の東宝映画に出演した。
2人目は草刈民代 くさかり たみよ(1965年〜 )
「Shall we ダンス?」(シャル ウィ ダンス?)は、1996年に公開された周防正行監督の日本映画。主演は役所広司と草刈民代。角川大映スタジオで製作された。 社交ダンス教室を舞台としたハートフルコメディ。日本アカデミー賞独占をはじめ数々の映画賞に輝いた。本作の人気を受け、日本では「時代遅れ」と思われがちであった社交ダンスが見直され新たなブームとなった。
世界的プリマとして活躍していた草刈は同作が映画初出演だったが、「脚本を読んでイメージはでき上がっていた。ダンサーとしてリアルに分かるところもあったし、バレエを踊っている時と違うことをやっているという感覚はそれほどなかった」という。映画の中で役所広司が見た、窓越しに浮かぶ草刈の切ない表情は観客の心をくすぐり、また、踊る姿は息を?むほど美しい。
その「Shall we ダンス?」の存在について草刈は、「まさか映画に出るとは思っていなかったけれど、人生の転機になった。結婚もそうですし、この作品を経験することで自分の開花が始まる第一歩になった」と振り返った。だが、同じ質問に対し周防監督は「嫁さん探し(笑)」と答えたが、さて真意のほどは分からない。
さて3人目は岡本美沙 おかもと みさ ピアニスト
1999年頃よりタンゴを中心としたライブ活動を展開。また、作曲・アレンジも手がける。2003年アルゼンチンに渡りピアニスト、ミドル・アンヘル・バルコスに師事し現地(アルゼンチン)でのラジオやコンサートに出演。 2005年、港健二郎監督長編劇映画「ひだるか」に主演し、女優としてもデビュー。全編音楽制作、音楽プロデュース。映画サウンドトラック「つきあかり」発表。
三池闘争を背景にした映画「ひだるか」は当初、女優の夏川結衣が主演の予定であったが、なかなか進展しないのを見ていた音楽監督岡本の、「主演が決まらないのなら私がしてもいいですか?」一言で決まったと、港監督から直接伺ったことがある。それにしても岡本の何という積極性だろう。その行動力に舌を巻く。
映画の冒頭岡本の、赤い車から降りる姿、立ち姿、歩く姿、どれも姿勢が良くてかっこいい。まるで端正な宝塚の男役、男装の麗人だ。こんな派手に出現した彼女が、白黒の世界である三池闘争とどう関わっていくのかまるで想像がつかなかった。でも、ニュースキャスターとして彼女がどう活躍するのかすごく興味をひかれた。
上原美佐、草苅民代、岡本美沙、異色な映画デビューをした3人の女優、世代は違うが実に驚くべき多くの共通点がある。それは何か?次回をお楽しみに?
ではお別れに、音楽家岡本美沙のプロモーションビデオをご覧ください。
読者のみなさんからのレビュー(感想)第55話 この人 放浪楽人 古都京都に、只今参上!
毎回、すごいですね!色んな事に、積極的というか。今回は映画監督さんと、お会いできたなんて本当に素晴らしい。毎回、楽しみにしてますよ?
(カンタービレさん 60才代女性)
素敵なご縁が繋がって、素晴らしい楽しみな未来が見えてますね!
放浪楽人さんが真っ直ぐな思いをぶつけられたから、監督も熱い信頼を寄せて来られるのですね。展開がワクワクしますね。
ありがとうございます。楽しみばかりですね。
絶大な信頼を得て大活躍ですねー。素晴らしいことです。
(村田隆子さん バイオリンプロ演奏家)
良かったですね。きっと放浪楽人さんとの相性がとても合うのでしょうね。益々親交を深めて監督さんから色々なこと学んでくださいね。
(ヤマトナデシコさん 70才代女性)
見たよ。京都の情景がライブを見るように浮かんで実に楽しかった。
(夜目桃子・よるめ ももこ さん 元アングラ劇団女優 60才代)
監督さんと放浪楽人さんの顔が似てます(笑)
(北の成人さん 60才代男性)
港監督さん、ほんとにマリオみたい。話が弾んだんですね。
(プルメリアさん 70才代女性)