有朋自遠方来 放浪楽人(さすらひのがくと)
profil
人生は旅。
知らない街を歩いてみたい
知らない海をながめていたい
どこか遠くへ行きたい
遠い街遠い海
夢はるか一人旅。
けれど、
遠くへ行かなくても旅はできます。
たとえば、
近所を散歩して知人に出会い
雑談するのも旅。
誰かに読んでもらいたくて、
こうやって文を綴るのも
私にとっては旅。
さて、どこまで放浪できるか ……
【放浪楽人】Topへ
【有朋自遠方来】Topへ
【一握の知力】Topへ
一つ前の記事へ
次の記事へ
005 2019年6月5日
20年余り前に中高年の登山ブームが起こり、深田久弥の日本百名山が注目され、それが今日の山ガールブームへと?がっていきます。私も中高年の登山ブームにあやかり、40才を迎えた頃に山登りを始めました。この頃、痛風という病気(世間では贅沢病と認識され同情されない病気)にかかり、医者から「定期的に運動をするように」と登山を勧められたことが本当のきっかけだったかもしれません。
ここでは、中高年や登山初心者の人を対象に、私が登った低山の魅力を伝えていきたいと思います。まずは岐阜県関ケ原の松尾山です。岐阜県といってもほとんど滋賀県との県境にありますので、京阪神・名古屋圏・北陸からでも自家用車で来ると、日帰り登山ができます。
名神高速道路関ケ原インターから車で5分ぐらいの所に登山口があり5台ほどの駐車スペース(無料)があります。昔は狭く細い道をくねくねと行ったものですが、最近は国道から西へ太い道がついて速く楽に行けるようになりました。JR関ケ原駅からだと歩いたら30分はかかります。この登山口周辺は、春はたくさんの花が咲き、秋は紅葉が美しく、日本の原風景が多く残されています。早い話、良い意味で「田舎」です。
松尾山の標高は292mで、駐車場は100mですから、高低差は190mぐらいです。登山道は幅が太くしっかりしていて、急な坂道もほとんどなく階段も少ないです。標識もあり、道に迷うことはありません。ゆっくり歩いても1時間あれば頂上に着きます。
登山をするときは、急斜面の山道はもちろん、松尾山のような緩い山道でも、歩幅を短くしてゆっくりと歩いた方が、休憩時間も少なくてすみ、かえって早く頂上に着き、しかもあまり疲れません。これ何となく人生を暗示しているように思えませんか。そう、人生は旅、そして人生は登山なのです。
頂上付近は広々としていて、ベンチもたくさんあります。立派なトイレもあるので、休憩にはもってこいです。のんびりと昼食をとるのもよし、車の運転をしなくていいなら、缶ビール1本ぐらい飲んでも大丈夫です。
帰りは来たときと同じ道を戻れば45分ぐらいで下山出来ます。どうですか、登山経験の無い人にも、体力に自信の無い人にも、いろいろ楽しめる山ですよ。
さて、頂上から北方面を眺めると、関ケ原が一望でき、左手に堂々とした伊吹山の山容が見えます。ここで1600年9月15日天下分け目の合戦があったのか、あれがあの石田三成が敗走していった伊吹山か、そういえばこの山は裏切り者の小早川秀秋が陣を構えた松尾山だ。歴史に詳しい方ならいろいろ想像できて楽しめることでしょう。
西軍だった小早川秀秋軍1万数千人がこの松尾山を下り、同じ西軍の大谷吉継の陣の襲い掛かったことで、裏切りが裏切りを呼び、西軍が総崩れとなり、これが家康率いる東軍の勝利を決定づけたといわれています。裏切りの理由は、司馬遼太郎の「関ケ原」全三巻に詳しく書かれているので興味のある方は是非お読みください。ただ、400年以上も前の真相なんてだれにも分からないですよ。歴史の定説は時代と共に変わっていくものですから。
話を低山のススメに戻します。松尾山から見える伊吹山ですが、滋賀県と岐阜県の県境にあり、日本百名山に数えられています。日帰り登山が出来る山なので、また次の機会に紹介します。実に魅力的な山です。
私は松尾山登山の後、三重県方面を通って帰路につきます。途中「つかさ」というお店で 「石焼まぶし」を食べるのが一番の楽しみです。石焼まぶしとは、ひつまぶしを石焼ビビンバ風に焼いた鰻料理です。その後スーパー銭湯でゆっくり体をほぐしてから帰宅します。帰宅後は、ビールで乾杯?そしてバタンキュー、シャ乱Q。(つんく、がんばれ!応援してる。シングルベッド大好き!昔のモーニング娘も大好きだった!特に矢口真里が)
低山登山は、時間的肉体的余裕がありますので、私のように登山後の楽しみを何か見つけておくと、登山の楽しみが倍増しますよ。
低山のススメ@ 〜関ケ原の裏切り伝説・松尾山〜
20年余り前に中高年の登山ブームが起こり、深田久弥の日本百名山が注目され、それが今日の山ガールブームへと?がっていきます。私も中高年の登山ブームにあやかり、40才を迎えた頃に山登りを始めました。この頃、痛風という病気(世間では贅沢病と認識され同情されない病気)にかかり、医者から「定期的に運動をするように」と登山を勧められたことが本当のきっかけだったかもしれません。
ここでは、中高年や登山初心者の人を対象に、私が登った低山の魅力を伝えていきたいと思います。まずは岐阜県関ケ原の松尾山です。岐阜県といってもほとんど滋賀県との県境にありますので、京阪神・名古屋圏・北陸からでも自家用車で来ると、日帰り登山ができます。
名神高速道路関ケ原インターから車で5分ぐらいの所に登山口があり5台ほどの駐車スペース(無料)があります。昔は狭く細い道をくねくねと行ったものですが、最近は国道から西へ太い道がついて速く楽に行けるようになりました。JR関ケ原駅からだと歩いたら30分はかかります。この登山口周辺は、春はたくさんの花が咲き、秋は紅葉が美しく、日本の原風景が多く残されています。早い話、良い意味で「田舎」です。
松尾山の標高は292mで、駐車場は100mですから、高低差は190mぐらいです。登山道は幅が太くしっかりしていて、急な坂道もほとんどなく階段も少ないです。標識もあり、道に迷うことはありません。ゆっくり歩いても1時間あれば頂上に着きます。
登山をするときは、急斜面の山道はもちろん、松尾山のような緩い山道でも、歩幅を短くしてゆっくりと歩いた方が、休憩時間も少なくてすみ、かえって早く頂上に着き、しかもあまり疲れません。これ何となく人生を暗示しているように思えませんか。そう、人生は旅、そして人生は登山なのです。
頂上付近は広々としていて、ベンチもたくさんあります。立派なトイレもあるので、休憩にはもってこいです。のんびりと昼食をとるのもよし、車の運転をしなくていいなら、缶ビール1本ぐらい飲んでも大丈夫です。
帰りは来たときと同じ道を戻れば45分ぐらいで下山出来ます。どうですか、登山経験の無い人にも、体力に自信の無い人にも、いろいろ楽しめる山ですよ。
さて、頂上から北方面を眺めると、関ケ原が一望でき、左手に堂々とした伊吹山の山容が見えます。ここで1600年9月15日天下分け目の合戦があったのか、あれがあの石田三成が敗走していった伊吹山か、そういえばこの山は裏切り者の小早川秀秋が陣を構えた松尾山だ。歴史に詳しい方ならいろいろ想像できて楽しめることでしょう。
西軍だった小早川秀秋軍1万数千人がこの松尾山を下り、同じ西軍の大谷吉継の陣の襲い掛かったことで、裏切りが裏切りを呼び、西軍が総崩れとなり、これが家康率いる東軍の勝利を決定づけたといわれています。裏切りの理由は、司馬遼太郎の「関ケ原」全三巻に詳しく書かれているので興味のある方は是非お読みください。ただ、400年以上も前の真相なんてだれにも分からないですよ。歴史の定説は時代と共に変わっていくものですから。
話を低山のススメに戻します。松尾山から見える伊吹山ですが、滋賀県と岐阜県の県境にあり、日本百名山に数えられています。日帰り登山が出来る山なので、また次の機会に紹介します。実に魅力的な山です。
私は松尾山登山の後、三重県方面を通って帰路につきます。途中「つかさ」というお店で 「石焼まぶし」を食べるのが一番の楽しみです。石焼まぶしとは、ひつまぶしを石焼ビビンバ風に焼いた鰻料理です。その後スーパー銭湯でゆっくり体をほぐしてから帰宅します。帰宅後は、ビールで乾杯?そしてバタンキュー、シャ乱Q。(つんく、がんばれ!応援してる。シングルベッド大好き!昔のモーニング娘も大好きだった!特に矢口真里が)
低山登山は、時間的肉体的余裕がありますので、私のように登山後の楽しみを何か見つけておくと、登山の楽しみが倍増しますよ。