有朋自遠方来 放浪楽人(さすらひのがくと)
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人生は旅。
知らない街を歩いてみたい
知らない海をながめていたい
どこか遠くへ行きたい
遠い街遠い海
夢はるか一人旅。
けれど、
遠くへ行かなくても旅はできます。
たとえば、
近所を散歩して知人に出会い
雑談するのも旅。
誰かに読んでもらいたくて、
こうやって文を綴るのも
私にとっては旅。
さて、どこまで放浪できるか ……

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「わろてんか」 言われても 「おもろないぞ」
〜どうする どこへ行く 吉本興業〜

私はこのことを悪くないと主張するのではない。しかし、芸人の闇営業(会社を通さないで仕事をし、ギャラを全部自分のものとすること)は昔から「余興(よきょう)」といって会社も見て見ぬふりをしていたし、お笑いに限らず芸能の世界は、昔から少なからず反社会勢力とどこかで繋がっていることは、承知の事実であろう。
吉本興業は、関わった芸人達をとりあえず謹慎処分にして様子を見ていたが、問題発覚後もフライデー等のマスコミがどんどん騒ぎたて、結果として吉本の対応が後手にまわり、宮迫の契約解除、そしてあの宮迫・田村亮の記者会見となった。
二人の涙の記者会見から世間の風向きは確かに変わった。世論は芸人のやった悪さより、吉本興業の体質批判に集中した。明石家さんまやダウンタウンの松本人志は芸人擁護に動き、たまらず吉本は岡本社長の記者会見を2日後に開くことにした。社長の記者会見は5時間半にも及んだが、社長のグダグダぶりが、かえって問題を大きくし、今も混乱は続いている。



これは私の思い込みだが、宮迫達に「ギャラは貰っていない」と言わせたのは問題を軽くみた吉本側かも知れない。宮迫が反社会勢力と繋がりがあると報じたフライデーの記事を根拠に、吉本が宮迫との契約解除をしたのも、吉本興業と反社会勢力との繋がりを更に追求されないがための「トカゲの尻尾切り」だったかも知れない。大阪のお笑い興業から今や日本一のお笑い勢力となった吉本。国やたくさんの地方自治体からも仕事を託されるようになった今、反社会勢力との繋がりは絶対あってはいけないことであろう。

関西では、吉本興業の芸人と松竹芸能の芸人が同じテレビ番組に出ることは基本的に無い。(理由はよくわからないが)だから明石家さんまと笑福亭鶴瓶の共演は東京のキー局制作の番組でしか見たことが無かった。先日「吉本陸上競技会」で森脇健児(松竹芸能)が走っていたのを見てびっくりした。だがこれも番組が関西のローカル放送から全国放送になったからであろう。



吉本興業といえば創業者の吉本せい。彼女を描いたドラマ・映画・舞台等は数多く存在する。私が子どもの頃に観ていた、1966年4月〜67年3月にかけて放送されたNHKの「横堀川」という南田洋子主演のドラマも、吉本せいがモデルだといわれている。

また、1988年、吉本せいの弟林正之助(元吉本興業会長)を主人公にした沢田研二主演のドラマ「にっぽん笑売人」(花王名人劇場)もあった。吉本せいは小川真由美が演じていた。


桂春団治(横山やすし)がラジオ番組で落語をするという話を聞いた林正之助は、「無料で春団治の落語を聞かすわけにはいかん。それを許すと寄席小屋に客は来なくなる。」と妨害活動をするが、結局春団治はラジオ出演をしてしまう。意気消沈して寄席小屋に帰って来た正之助は、ラジオを聞いた人達が春団治の落語の面白さを知り、客となって寄席小屋に殺到する光景を目のあたりにする。まさにお笑いとマスメディア(ラジオ)の融合である。正之助はその可能性に今後はかけてみようと決意する。
といった実話に近いエピソードが全4話で描かれていた。桂三枝(現文枝)、阪神巨人、大助花子などの吉本芸人も多数出演していた。
このドラマのプロデューサーだった澤田隆治氏は後にこう語っている。「戦前4話、戦後4話の計8話の予定でしたが、正之助さん自身から連絡が入って、戦後篇は中止になったんです。当時の興行にヤクザは外せませんから。」

これらのドラマでは絶対描かれなかった、ドラマよりドラマチックな真実も存在するのだが・・・