有朋自遠方来 放浪楽人(さすらひのがくと)
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人生は旅。
知らない街を歩いてみたい
知らない海をながめていたい
どこか遠くへ行きたい
遠い街遠い海
夢はるか一人旅。
けれど、
遠くへ行かなくても旅はできます。
たとえば、
近所を散歩して知人に出会い
雑談するのも旅。
誰かに読んでもらいたくて、
こうやって文を綴るのも
私にとっては旅。
さて、どこまで放浪できるか ……

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逆転人生 「貧困の連鎖を断て! 西成高校の挑戦」

親から子への「貧困の連鎖」が問題となっている大阪・西成。この地域の子どもが多く通う府立西成高等学校はいま、学びを守ろうとする先生たちの取り組みが熱い注目を集める。その名も「反貧困学習」。生徒が貧困と向き合い、そこから抜け出すための具体的な術を学ぶ特別授業だ。
深刻な教育困難校だった西成高校は、この授業をきっかけに非行や中退が激減し生まれ変わった。驚きの授業風景、そして先生と生徒の涙の逆転を描く。
1月25日にNHKで放送されたこの番組を観られただろうか?ドキュメンタリーの持つ真実の強さに私は何度となく心打たれ涙を流した。再放送もあるので、是非ご覧いただき感想をお寄せいただきたい。以下はホームページ「まなびもん」からの抜粋である。私の思いが全てここに書かれている。
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本日のNHK「逆転人生」、大阪府立西成高校が登場しました。
2012年の中退は92人を超えた荒れた学校でした。その学校が就職率100%の学校に変身するまでの軌跡が、当時赴任した山田教頭先生の語りを通して描かれていきます。


担任の先生が家庭訪問して初めて、母はすでに家におらず彼が一人で暮らしていることがわかりました。先生たちが学校に来ない生徒たちの家庭訪問をし、生徒たちの生活の実態を把握すればするほど、先生たちは無力感を持ちます。貧困問題をなんとかしないと、結局は貧困の再生産が起きるだけだ。経済だけではなく人間関係の貧困が彼らを蝕んでいる。

そして先生方の話し合いの中で、ある先生から「反貧困学習」というアイデアが浮かび、採用されます。『生徒たちは「貧困」の意味を知らない、だから「虐待」「不当解雇」されてもそれが悪いことだと彼らは思わない。「貧困」に対峙する学習が必要なのだ。』
例えば、具体的に実際のケースを元に「不当解雇」について教えることをしました。『真面目に働いていたが、ある日風邪をひいてしまって休みをとったら、その穴埋めに別の日に来てくれと言われ、「行けません」と言ったら、「もういい」と解雇された。職場に駆けつけると「わしが決めたことや、はよ帰れ!」と言われます。』どうする????生徒たちは「バイトやからしゃあないわ」「結局は泣き寝入りやね」という反応。???ノンノン、「労働基準署に相談したらいい」というのが正解です。

担任のカツコ先生の声かけにより、堀田賢君は学校に通うようになりましたが、なんと親は彼を捨ててどこかに引っ越してしまいます。その時先生方は、彼が学校に通えない遠い施設に入らなくて良いように、市役所と掛け合い生活保護を受け一人暮らしできるようにします。カツコ先生は、毎朝堀田君を起こしに行き、朝ごはんを届けました。

山田先生は『「福祉政策」はあるけれど、まず「申請」ありき、なので、「申請」ができないことが大きな問題だ。』とおっしゃいます。
上田円(まどか)さん。高校2年生の時に出産し、シングルマザーとして、親に頼らず娘を育てながら頑張って学校に通っていました(親から育児放棄されていたからです)が、「先のことは全く考えることができなかった」と言います。そんな彼女は、学校で受けた「反貧困学習」がきっかけで変わって行きます。

貧困の連鎖を断ち切るためには、良い就職先に繋ぐことが大事だと、先生たちは就職活動にも力を入れます。シングルマザーになり就職を諦めていた上田さんを、先生たちはいろんな会社に連れて行きました。そこで色々な人と出会って、彼女の気持ちは変わって行きます。彼女は先生たちに、子育てをサポートしてくれる施設にも連れて行ってもらいました。

『「ここから先はあなたの力で生きなさいね」と放り出すのは簡単なのです、でも「伴走することが大事なのです」』と山田先生はおっしゃいます。ゲストの前田さんは「彼らに、起業の仕方を授業で教えたい」と言います。「行っていいですか?」『もちろん』
27歳、堀田賢(すぐる)君は建築資材を扱う会社で正社員として働く傍ら、バンドのボーカルをして、人生を目一杯楽しんでいる。同じく27歳、上田円さんは小学生になった娘さんと笑いの絶えない毎日を送りながら、心理カウンセラーの勉強をしている。
西成高校では今も様々な改革が進んでいます。「邪険にされるとかそういうことはない」「皆平等にしてくれる」という生徒の言葉が嬉しいです。
とてもよく構成された番組だったと思います。世の中は困難に満ちているけれど、善意にも満ちている、ということが伝わってきました。

大阪府では教育庁がこういう取り組みを積極的にバックアップしていることも事実です。「進学・スポーツ・超一流」一辺倒に校名を上げることに躍起になり、辛い思いをしている生徒を切り捨てる方向に傾く学校がある中で、大阪府の公立高校では「生徒たちの気持ちを大切にする」という方向を何より大事にしている先生たちが沢山いることも事実です。
一方で、例えばこの西成高校の取り組み、あまりにも先生方へ負担が重くのしかかっており、辛い気持ちになっていた先生もいるに違いない、と簡単に想像できます。同じように、小学校や中学校で、児童生徒が育児放棄されていることが見えても、そこに丁寧に関わることのできない現場の状況があります。教育にもっと予算を!と強く願います。
HP「まなびもん」2021年1月25日より
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再放送 NHK総合 2月6日(土) 0時15分〜 1時
2月8日(月)15時10分〜15時55分
1億円もの選挙資金を貰い、有力者に集票を依頼する賄賂としてそれを使ったと有罪判決を受けた参議院議員がいる。これは果たして本人だけのせいなのだろうか。
国民に自粛を要請しながら、自らは遅くまで飲食店をはしごした数名の与党議員がいる。国民感情が理解できない政治家がいて、そんな政治家を選挙で選んでいる国民がいる。このやるせない思いをどこにぶつけたらよいのだろう。
子ども達のために必死で頑張る教師(教育労働者)のことを思う時、教師を守らない・子どもを守らない・保護者を守らないこの国の教育行政の貧困さに怒りが湧いてくる。「貧困の根本」は何なのかをみんなで真剣に考えていかないと。